BASS

【Highroll3.5】ハイロールの真骨頂とは…
May 24, 2023

ネストシーズンも一段落。

これからは、梅雨に向かって活発にベイトを追いまくっているであろう回復系のバスが、どんどん増えだすシーズンが到来します!

私のホームグランドである、奈良県吉野町にある津風呂湖も、今まさにアフターシーズンと言ったコンディション。

これから梅雨に向けて、特にリザーバーでは水位が上がりやすいタイミングでもあります。

実は、この水位が上がり満水状態になった時こそがハイロールが活躍してくれるタイミングなのです!

フル満水になったリザーバーは、必然的にオーバーハングが多くなります。5月後半を迎える頃には、日中の気温も20℃を超える日が増えてきて、釣り人も日焼け対策が必須になるほどです💧

そうなると、バスは特にシェード(日陰)を好む傾向が強くなってきます。しかも水位が満水なら至る所にオーバーハングが現れ、たくさんのシェードが出来上がります!

こんな時のシェードは、バスにとってはまさに避暑地。シェードの中でベイトが来るのを待っている個体や、シェード沿いにベイトを探して回遊する個体が多く見受けられるはずです!

しかし、水位が満水に近ければ近いほど、オーバーハングの隙間は狭まり、シェードにルアーを打ち込む事が難しくなってきます。

そんな時には、スキッピングを多用する事が多いと思いますが、ハイロールの特徴の1つでもある『スキッピングのしやすさ』がここで活きてきます!

ボディとテールの間に設けられたスリットが、水面をスキップさせる際に、絶妙に折れ曲がる事で極力失速させる事なく、ルアーをオーバーハングの最奥まで連続的に跳ね上げさせる効果を生み出します。

これにより、岸際まで距離があるオーバーハングであっても、自分が思うよりも深くまでルアーがスキップし、岸キワキワからのアプローチが可能になります!

オーバーハング最奥まで届いたルアーは、シェードの中で警戒心が薄らいだバスには、いきなり目の前に現れたエサと認識され、ワンアクション目で喰ってくる事が多いです!

加えてバイトまで持ち込む要素として重要視したのが、『ゆっくり引いてこれる』という点です。

これは、フックセットをボディ上部に配置した事で可能となった、頭部分がミノーリップのような効果を生み、水の抵抗をしっかりと受ける事で、よりスローに引いてこれる、ハイロールならではのアクションがポイントになっています!

オーバーハングの最奥までスキップさせやすいボディ形状と、バイトゾーンであるシェードの中をスローに引いてこれるという要素が相まって、エサを喰いたがっている魚をバイトに持ち込む。

これこそが、まさにハイロールの真骨頂であり、キモだと言えます!

津風呂湖にはかれこれ20年近く通っていますが、今までの既存のルアーより、もっと最奥に…もっとゆっくり引けるルアーが欲しくて、作ったと言えるくらいにコダワリが詰まったのが【Highroll3.5】なんです!!

私がGalápagosブランドで、ルアー開発をさせて頂く事になった際にまず考えたのは…『無い物を作りたい』という事。

既存のルアーでは100%満足は出来ない。

こうだったら…もっと良いんじゃないか⁉️

開発スタートから、現在の形になるまで約2年くらいトライ&エラーを繰り返して、何度も津風呂湖に通っては現場で正解を探す…

それが他に類を見ないと言える、フックセッティングを敢えてボディ上部に配置するというヒラメキにも繋がりました!

『無いか…超えているか…』

そうして生まれたのが、ハイロールというルアーなんです!

まだまだハイロールには、コダワリが詰まっていますので、またそのうち語りたいと思います😁😁

年中釣れるハイロールですが、特にこれからのシーズンはオススメなので

良かったら皆さまのタックルボックスの仲間に入れてやって下さい😊😊

最後までお読み頂き、ありがとうございました。